今秋も秋季学会セミナーをウェブ方式で開催する事となりました。
昨年同様、医院やご自宅で視聴可能なオンデマンドセミナー形式で2週間の配信となります。
視聴をご希望の方は下記の申込方法をご確認上、お申込みください。
歯科医師向けセミナー(第34回)
成人矯正治療のキーポイント~特に歯肉退縮などを伴う症例について~
歯肉退縮を伴う歯周病患者への矯正治療―診断・治療目標・予後を考える―
【略 歴】
1990年 東京歯科大学卒業
1993年 ニューヨーク大学大学院 修了(Master of Science)
1994年 永田矯正歯科勤務(京都市)
1999年 文野矯正歯科開設(東京都)
現在に至る
日本矯正歯科学会認定医
バイオプログレッシブスタディークラブ会長
【抄 録】
矯正治療における偶発症のひとつに歯肉退縮を招く危険性がある。健康な歯周組織をもつ患者さんに対して不幸にも歯肉退縮を起こしてしまった際は術者の責任を問われる事もあるため、治療開始前の診断にて偶発症のリスクを説明するインフォームドコンセントは必須かつ重要となる。一方、日本人の成人歯周病有病率は80%とも言われ、少子高齢化が進む中で歯周病はもはや国民病と言っても過言ではない。
歯周病患者の矯正治療は避けて通れない時代となった今、特に重度の歯周病患者の矯正治療は治療難易度が高く、伵合崩壊再建のための矯正治療はリスクを伴うものの改善が必要となる症例も多い。今回は重度歯周病を伴う患者への矯正治療におけるキーポイントについてお話しさせて頂きます。
Housing Oriented Orthodontics―歯肉退縮と矯正治療の関係性―
【略 歴】
2013年 東北大学歯学部卒業
2020年 大阪大学歯学部大学院顎顔面口腔矯正学講座卒業 博士(歯学)取得
2021年 The University of Texas Health Science Center at Houston, School of Dentistry, Department of Periodontics and Dental Hygiene, Preceptor program(米国テキサス大学ヒューストン校歯周病科プリセプタープログラム)卒業
2022年 医)月星歯科クリニック勤務
現在に至る
日本矯正歯科学会認定医
日本自家歯牙移植・外傷歯学研究会(JSDTA)理事
【抄 録】
成人矯正治療においてしばしば遭遇する問題の一つに歯肉退縮がある。昨今のCBCTデータを用いたデジタル診断のおかげでハウジングを意識した矯正治療が意識されるようになったが、依然として歯肉退縮の発生は後を絶たない。「歯肉退縮とは何か、なぜ起きるのか、歯根がハウジングを逸脱した場合どのような変化が歯周組織に起きるのか」これらを熟知し歯周組織への理解を深めることで初めて、我々歯科矯正医が歯肉退縮に対峙することができると考える。
本講演では、歯周組織の基礎から歯肉退縮の病因、矯正治療において気をつけるべき治療計画などについて多くの論文や症例を通して供覧する。
歯科衛生士向けセミナー(第12回)
不正咬合に関する基礎知識
【略 歴】
1988年 日本大学歯学部卒
1988年 日本大学歯学部矯正科
1994年 えびす矯正歯科開設
現在に至る
日本成人矯正歯科学会/ 総合指導医
日本成人矯正歯科学会歯並びコーディネーター委員
【抄 録】
歯並びの基礎的知識として、乳歯と永久歯の形成と萌出時期、乳歯列と乳歯の伵合、混合歯列、永久歯と永久歯列の伵合を理解することで、乳歯から永久歯になり発生する不正伵合の分類や見分ける判断について基礎的な観点から具体例を交えて解説していきます。どのような経緯で不正伵合が発生し作られていく過程を知ることで多種多様な状態を把握していくことが不正伵合の発生機序への理解とつながります。
歯科技工士向けセミナー(第10回)
デジタル矯正時代における技工士の役割と基礎知識
【略 歴】
2006年 北海道大学歯学部卒業
2007年 広島大学歯科矯正学講座入局
2011年 広島大学歯科矯正科大学院博士号習得
2013年 日本矯正歯科学会認定医取得
2013年 広島県 開業医にて勤務
2015年 みちだ矯正小児歯科にて勤務
2019年 みちだ矯正小児歯科院長
現在に至る
【抄 録】
矯正歯科におけるデジタル化は近年急速に進展しており、口腔内スキャナーによるデータ取得、CTの活用、CAD/CAM設計、さらには3Dプリンターによる造形が日常臨床に取り入れられつつある。本講演では、舌側矯正を題材に、技工士が知っておくべきデジタル技工の基礎知識を整理する。具体的には、スキャンデータの特徴や取り扱いの注意点、セグメンテーションの基本的考え方、デジタルセットアップの流れ、間接ボンディングトレイ作製の基礎手順について解説する。デジタル化は効率化や精度向上を可能にする一方で、技工士による理解と判断が不可欠である。基礎から整理することで、デジタル矯正時代に対応できる第一歩を共有したい。
配 信 期 間:2025年11月17日(月)13時~11月30日(日)24時
この期間中はいつでも、どこでも、何回でもご視聴は可能です。
受 講 料:正会員(歯科医師)4,000円 準会員(コ・デンタル)2,000円
非会員(歯科医師)7,000円 非準会員(コ・デンタル)3,000円
非準会員(歯並びコーディネーター)2,000円
申 込 方 法:視聴申込みは学会HPの秋季セミナーのお申込みフォームよりお願いします。
秋季セミナー申込みフォーム
お申込み後、受講料を下記口座までお振込下さい。入金が確認された時点で正式申込となります。
振込先(みずほ銀行 渋谷中央支店 普通 1090438)
特定非営利活動法人 日本成人矯正歯科学会
※振込名は、会員の方は会員番号と個人名を併記にてお願いいたします。
※複数人分を纏めてお振込する場合、事前に事務局まで連絡をお願いします。
申 込 締 切:2025年11月12日(水)24時(受講料のお振込みは締切日までにお願いします)
※配信開始後のお申込みも受け付けております。事務局までお問合せください。
視 聴 方 法:お申込み完了の方のメールアドレスにURLとパスワードをお送り致します。
ログインしてご視聴下さい。
研修ポイントについて:参加された会員には一律で5ポイントが付与されます。
問い合わせ:日本成人矯正歯科学会事務局
〒115-0055 東京都北区赤羽西 6-31-5(株)学術社内
TEL:03-5963-4007 FAX:03-5963-4008
Email:seijin@gakujyutsusha.co.jp