日本成人矯正歯科学会

第30回秋季学会セミナー 抄録

有限会社オーソプラネッツ 代表取締役 稲神 孝洋
タイトル:今までのリンガル矯正技工から見えてきたもの

リンガルブラケット矯正法には一般的にインダイレクトボンディング法が用いられる。インダイレクトボンディング法において、セットアップ模型やポジショニング用トレーの精度は治療結果に大きく影響する重要な作業工程である。私たち歯科技工士は、このセットアップ模型やポジショニング用トレーがより良いものになるよう、日々創意工夫しながら技工作業に取り組んでいる。

この発表では、私たちオーソプラネッツが普段取り組んでいるセットアップ模型やポジショニング用トレーの製作について作業工程を確認すると共に、どういった部分に注意しているのか、またどういった工夫をしているのかを皆様と共有し、今後の矯正歯科技工のさらなる発展の一助になればと考えている。

さらに今回は、私が過去にセットアップ模型、ポジショニング用トレーを製作した症例をいくつか振り返り、その治療結果から今後どのような点に配慮しながら技工作業をするべきか、考察していきたい。

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