日本成人矯正歯科学会

歯科医師向けセミナ-(第32回)抄録

はしば矯正歯科院長 橋場 千織
タイトル:デジタル矯正装置インシグニアの概要と使用経験

近年デジタルテクノロジーを用いたデジタル矯正装置は口腔内スキャナー(IOS)の普及とともに非常に身近な装置となっている。デジタル矯正装置にはアライナータイプの矯正装置とマルチブラケットタイプの矯正装置の2種類が存在するが、どちらにも共通するのは、患者ごとのカスタマイズされた矯正装置であることと、3Dセットアップによる治療結果予測を事前に確認できることである。

矯正治療の良否は術者の治療技術や経験にゆだねられている部分が大きかったが、デジタル矯正装置の出現で治療結果の質の向上が期待できる。

当院では2006年より複数のデジタル矯正装置を治療に導入しているが、今回はラビアル矯正装置インシグニア(エンビスタジャパン株式会社)による治療について、装置の概要、注文方法、装着方法などの簡単な説明に加え、当該装着を用いた治療経験を報告する。

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